住まいと湿気 ~湿気の多い住まいで、床材を選ぶときに気をつけること~

知らないうちに、押入れや物置にカビが生えたりしていませんか?
「カビ」や「ダニ」は湿気を好みます。湿気の多い住まいで、
気をつけたいポイントをご紹介します。

Chapter01 湿気の多い家は不健康な環境になりがちです。

気管支炎やアレルギーの原因に、カビやダニがあります。特にダニは、一時期マンションを中心に大繁殖し、社会問題となりました。その原因は未だ解明されていませんが、おそらく建物の気密化によって、住まいが高湿度となったことや、大掃除をしなくなり家が不潔な環境となったことが原因であろうと言われています。

カビとダニは湿度を好みます。湿度の高い家は、カビやダニにとっても快適な環境です。私たちの健康を支える環境は、清潔な環境です、カビやダニの繁殖を許さない、すなわち高湿度になり過ぎないように注意が必要です。

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Chapter02 カビの繁殖を防ぐには、湿気をこもらせない工夫が必要。

カビは地球上におよそ7万種類生息すると言われ、例えば発酵食品やペニシリン(薬品)のように私たちに有益に働くものもあれば、気管支喘息や鼻アレルギーのように害になるものもあります。カビの胞子は空中あらゆるところを浮遊しており、適度な湿度と温度があればどこにでも繁殖します。

カビは水と空気以外はどんなところにでも生えると言われています。家の中生活空間で多いのは、家具裏や押入れなどふだん人の手が触れない所や湿気のこもりやすい所。家具や壁紙・タイルの目地、浴槽の壁などに繁殖します。

カビの繁殖を防ぐには、まず、乾燥した環境を作ること。そして、適切なタイミングで清掃し、付着したカビの胞子を除去することです。 湿気をこもらせない工夫として、換気扇や除湿剤の利用だけでなく、例えば押入れで布団が直接壁や床に触れないようにするといった、湿気のこもる場所を作らない方法もあります。

住まいの湿気を防ぐために、住まい方でできること・・・。

◇ 調理など、水蒸気が発生する時は、必ず換気扇をかける。
◇ 浴室や脱衣室の扉を開けっ放しにしない。
◇ 家具裏のカビ発生を防ぐために、屋外に面した壁面、特に北側の壁(結露が発生しやすい)には、家具を置かない。置く場合は壁から離して置く。
◇ 押入れのカビを防ぐために、押入れの床面や壁面にすのこを置く。除湿材を入れる。
◇ 使用していない部屋もこまめに換気する。
◇ 二重サッシや複層窓を利用し、結露の発生を防ぐ。

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Chapter03 ダニの繁殖を防ぐには、何よりも清潔な環境を。

ダニはクモと同じ節足動物で、昔から人と共存してきました。大量発生すると、その死骸や卵などが、アレルギーなどの原因となる場合があります。人間のアカやフケ、ほこりなどを食料とします。体積が小さいので湿度の影響をうけやすく、乾燥に弱い生物です。

ダニが繁殖しやすい状況は、温度20℃~30℃、相対湿度65%~80%。高温低温では活動がにぶくはなりますが、なかなか死滅には至りません。乾燥した環境を特に嫌います。アカやフケ、ほこりのたまりやすい、ふとんなどの寝具や、ぬいぐるみを好んで住まいます。

ダニの繁殖を防ぐには、何よりも掃除。ほこりなどのたまる場所を作らないこと。その上で、乾燥した環境を作ることです。湿度は低めに設定し、高くても60%を超えないようにしましょう。内装材に何を使うかよりも管理の方が大切な要素です。

例えば、カーペットよりもフローリングがよいとは限りません。フローリングにほこりが落ちてしまうと、むしろパイル(糸)の間のほこりをためこむカーペットよりも、ほこりが舞い上がりやすく、吸い込んでしまう事も多いため、かえって不潔な環境を招く場合があります。

(東リの防ダニ加工は、ダニの増殖を効果的に抑制します。また、耐久性、安全性にも配慮しています。加工薬剤には、きわめて安全性の高い防ダニ剤を使用し、毒性や皮膚刺激なども厳しくチェックしています。)

代表的な商品の対策例

◇ 寝具・ぬいぐるみなど

天気の良い日に天日に干し、たたいて中のほこりを充分出してから取り入れます。単に干すだけでは、かえって逆効果です。中のほこりにはダニの死骸や卵も含まれています。たたいてほこりを出してから使いましょう。

◇ カーペット

出来るだけ頻繁に、できれば週に2回、丁寧に掃除機をかけてください。毛並みと逆方向に、毛を起こすようにかけると良いでしょう。雨の日ならいざ知らず、締め切ったままで掃除機をかけるのは逆効果。窓を開け、空気も入れ替えながら掃除してください。
畳の上のカーペット敷きは、湿った状態を招きやすいので避けてください。

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